• 10年
  • 2021/3/11|20:29

東日本大震災から10年。

被災していない自分が何を言っても偽善ぽくなるので、
InstagramやTwitterはやめてこちらにしました。

あれから10年。

正直、個人としては3.11に当時を思い出すぐらい。
被災もしていなければ、復興に携わってもいない。
せいぜい微々たる復興税を納め続けている程度でしかない。
そんな自分がレーベルの代表者として何か発せられる事なんて何もない。

それに加えレーベルとしては全く動きのない10年。
何も出来なかった10年前、そして何もしてない10年。
まさに形だけ、看板だけのゴーストレーベル。

未曾有の大災害とは全く関係なく事業に失敗して色々失った2011年。
引き合いに出すものではないが、結局人間自分勝手なものでその補填に翻弄される10年...
というのが代表の正直な10年。
だから、震災に乗じてなんてのが嘘臭くて仕方ない。

ちなみにエンターテイメントの在り方を考え直したのもあの時がきっかけです。
実績あるインフルエンサーでさえエンタメの在り方を考えた当時、
力なき者がエンタメにすがるのは自己満でしかないなと。

「自分には音楽しかない」

いやいや、誰が知らんヤツの音楽聞くの?今?...みたいな。
レーベルやり始めて一番わかった事は、

「金さえあれば相手にしてくれる」

って事。
当たり前だよね。実績も実力もないんだから。
要はプロモーション力です。
名がなければプロモーションにどれだけ金を出せるか。それ一択!
金がなくなったら誰も相手にしてくれなくなったな。
ま、それも至極当然の事。

要は、大失敗。

本来あるべき姿はコツコツ活動して、
ファンが1人から5人、5人から10人...ライブのハコも大きくなって...
というのが理想だが、現実は厳しい。
色々なモノと時間を犠牲にして終わるパターンも多い。
本人がそれで良いなら良いんだが...

結局、あの頃を振り返ると結局こうなってしまう。
失敗してもまたやり直せばいい、と簡単に言う人いるけど難しい。
よくドン底からの大逆転!とか取り上げられるけど、
結局あれもサクセスストーリーだから。
そうそうある事ではない。

諦めてはいないです。
ただ、正直今エンタメに魅力を感じない。
コロナで更に追い討ち...
10代の頃に思い憧れていたキラキラした世界ももうない。

模索中。
10年経っても模索中。

先日、福島県沖で久々に大きい地震があり、また身の引き締める思いだった。
忘れないように。
そして、次なる災害に活かせるように。



では、また

BUZZPHONIC RECORDS
Web:www.buzzphonic-records.com
Email:mail@buzzphonic-records.com