- 魔の8分間
- 2009/9/01|03:52
新宿から池袋。
駅でいったら4つ目。時間にしたらわずか8分。
今ハマっているDSすら開けない程の短い時間。
しかし・・・
この僅かな時間が、久々に"魔の時間"に?!
それはあまりにも突然に・・・今日一日全く気配がなかった事を思えばまさに"テロ"だった。
新宿駅の13番線。山手線外回りに乗り込んだ瞬間・・・
自腹テロ。
乗り込んでから扉が閉まるまで若干の時間が。その時に、
「今降りて小田急百貨店に行けば間に合うかも?!」
とまで思わせるほどいきなりすぎる強烈なアタック。
しかし、次の待ち合わせ時間には微妙な感じ。でも余裕はあった。だから、池袋に着いてからでもよかった。
ただ、台風。気象状況に左右されやすい都内の交通機関だけに出来れば目的地に着いておきたかった。
反面、「何処か途中で足止め喰らったらどうしよう?いや、でも池袋までだしな・・・」なんて考えてる内に電車は発車。
・・・今思えば、まさに発車のベルが試合開始のホイッスルだった・・・
この決断は正しかったのか?
すぐに答えは出た。
No!
発車してすぐお隣りの新大久保駅に着くまでの間にいきなりピークに?!
久々の脂汗。
こんなに急に来るなんて・・・
まさにその一言の繰り返し。しかし、新大久保駅で降りる勇気もなく、ひたすら耐え忍ぶ。
高田馬場駅に向かう車中は若干波も治まり、「イケるんじゃ?」と期待を持たせたのも束の間、
高田馬場駅を出た直後、更なる強烈なアタックが?!
「イカン、これはマジでイカン!?」
この8分間の中で最大の山場。
合言葉は、
「次(目白)の次だ!」
この言葉を元巨○軍の桑○真○投手ばりに握り締めてた傘に向かってブツブツブツブツブツ・・・
「本気でヤバい・・・。ここで耐えなければ色々な意味で全てがヤバい・・・」
最悪の事態を逃れる為にも目白駅で降りた方が良いと本気で考えたが、あまりのピークっぷりに体が動かず?!
ぁ・・・
目白駅で扉が閉まった瞬間、決意せざるえなかった。やるしかなかった。
あと1駅、乗り切ろう!いや、乗り切らないと。
そこからラストの池袋駅までは必死に降車後のルートをシュミレーション。
パルコか?池袋西武か?はたまた東武か??
待ち合わせの場所や構造上の理解がある事からも理想はパルコ。しかし・・・
そして、やっとの思いで池袋駅に到着。
「自分で自分を誉めてあげたい」と連呼しながら改札へ。
改札を出てすぐ目に飛び込んできたのは「SEIBU」の看板。理想はパルコ・・・しかし、目の前に西武。
背に腹は変えられず、意を決して西武百貨店へ。
賭けだった。でも、行くしかなかった。
が?!
満員御礼。
予想はしていた。でも現実は想像以上に厳しかった・・・限界が近づく。
「ここまで来て・・・負けるわけにはいかない、絶対に負けられない戦い」
頭をよぎるのはそればかり。
自由はすぐ目の前にあるのに・・・
もう別のフロアに行く気力もナシ。まさに祈り、耐え忍ぶのみ。
こういう時の自分がいかに弱く脆いか・・・
この状況で財布をスラれても追い駆けられないだろう。
地震が来ても逃げられないだろう。・・・今はとにかく目の前の扉の向こう側に行く事しか考えられず。
それもまた人間か。
そして・・・
ロスタイムは思ったより短かった。
固く閉ざされた扉の開く音。まさに試合終了のホイッスルのように・・・終わった。
「ありがとう!助かった!本当にありがとう!!」
気分はその扉から出てきた若者とハイタッチ。何ならユニフォーム交換よろしく上着でも交換するか?
ってくらいガン見しながら目で御礼を言って、一目散に"解放区"へ!
そして、「魔の8分間」は終わった。
代表は無事だった。
では、また
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